暗黒法が市民を襲う

 暗黒ではなかったか、国安法だった。しかし「こくあん」という音を聞くと、どうしても「黒暗」を脳裏に浮かべてしまう。「酷暗」も出てくる。

 香港の民主主義は死んだとはいえ、そこに自由と民主主義を愛する人たちはたくさん生きている。支那共産党の暗闇が街を覆い尽くそうとも、まともな香港市民は自由の光を求めているのである。中国を批判する香港紙の創業者(71)が逮捕された。終身刑だそうだ。新聞社自体も200人の武装警察に封鎖され、これは間違いなく言論封殺である。

 日本語を流暢に話す民主の女神、周庭さんも逮捕された。

《周庭氏を逮捕 民主活動家、「雨傘運動」学生リーダー 国安法違反容疑で香港警察》

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6368005

23歳の彼女も終身刑だ。そして傍若無人な香港警察の男どもの好奇の目に晒されて留置されているのかと思うと、気が気ではない。あの明るい前向きな自由を愛するアグネス・チョウさんが危機に陥っている。このことに対して何もできない自分が恥ずかしい。