ワシャは「三ツ矢サイダー」が好きだ。だから常時10本以上は、何種類かの三ツ矢をストックしている。
今あるのは「三ツ矢梅」「いよかん」「とろけるマンゴー」「レモネード」「最高に酸っぱいグリーンレモン」「特濃オレンジスカッシュ」の6種かなぁ。職場には「ピンクグレープフルーツ甘さひかえめ」と「くちどけもも」を2本置いてある。
ワシャの一押しは「とろけるマンゴー」ですね。これがあると10本くらいまとめて買ってくるんだけど、もう3本になってしまった。「最高に酸っぱい」は少し甘みが濃いので、ハーフの水割りにして飲むと美味しい。逆に「レモネード」は甘みがなく、小さじ2杯くらいのチョーヤの梅酒を足してやるといい感じになる。上品な甘さが加わってのど越しがいい。とはいえ王道はストレートの三ツ矢サイダーである。
先週の「プレバト!」で、立川志らくが昇格を決めた一句がよかった。
固有名詞を二つも連ねている。「三」で頭韻を踏んでいるところが、いかにも狙っているようでやや臭う。しかし、「三ツ矢サイダー」と「三島由紀夫」の組み合わせが鉄板だったのだ。三島は三ツ矢サイダーが好物だった。三島の句に「ワイシャツは白くサイダー溢るゝ卓」というものもあるくらいだからね。
三島が市ヶ谷駐屯地で自決するのが11月末である。志らくの句は、その直前の夏を詠んだ句と考えるのが適当だ。好物の三ツ矢を飲みながら、ある決意を凝縮させていく三島。三島のあの憂鬱な表情、三ツ矢の瓶を持つ剥き出しの筋肉質の腕。いい句である。
三島の思想は嫌いではないだけに、三ツ矢サイダーの共通点は嬉しい。つい三ツ矢サイダーを出してきて並べてしまいましたぞ。