ワクチンとリトマス試験紙

 笑った。「検察庁法改正案」に抗議した有名人たちが臭い。このひとたちね。

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 最近、ご結婚とあいなった米山元新潟県知事と室井佑月氏、すごい取り合わせでびっくりしたものである。この方たちも当然のことながら「反対」。他にはラサール石井氏、香山リカ氏、村本大輔氏と並べばバリバリの反日メンバーですわな。

 止めが、「あいトリ」で時の人となった津田大介氏である。もうこれで「検察庁法改正案」に反対する連中のお里が知れた。

 おそらく一般の人たちは「検察庁法」なるものをご存じないだろうし、その改正案がどういう条文になっているのかも知らなくて当然だ。しかし、少なくとも「改正案反対」を唱える有名人は、きっちりと読み込んでおけよ。おそらく上に名前の挙げた人たちは、まったく読んでないと思うよ。

 きゃりーぱみゅぱみゅさんが、まずは「賛同」したものの、あまりにもその反動が強かったので、びっくりしてツイートを削除した。おそらく歌手、ミュージシャン、俳優などが名を連ねているけれど、大半は、きゃりーさんと同じ何も知らないデュープス(馬鹿)であった可能性大だ。こういった有名人デュープスの後押しで、何百万もの大衆がフェイク情報に感染していく。これが恐い。

 しかし、最近ではネットが、SNSが発達して、デマを打ち消す「ワクチン」ツイートも素早く現われる。このあたりは「正論」の6月号にITジャーナリストの宮脇睦氏が書いているので、興味のある方はそちらをどうぞ。

 

 朝日新聞が11日の社会面で《#検察庁法改正案に抗議 拡散》と大きく取り上げている。《ツイート470万件超す》とか、キャリーぱみゅぱみゅさん、浅野忠信さん(俳優)、水野良樹さん(ミュージシャン)のツイートをご丁寧に並べている。

 そして文中には《ネットメディアに詳しいジャーナリスト津田大介さんは》(笑)・・・すいません、文章を写していて、津田氏の名前が出てきて笑ってしまい、筆が止まりました。続けますね。

津田大介さんは「深夜にこれほど投稿が伸びるのは見たことがない」と驚きを隠さない。》「あいトリ」では展示内容をおもいきり隠したくせに~(笑)。続けますね。

《「新型コロナウイルスへの政府の対応は緩慢なのに、『不要不急』にみえる法改正は迅速に進む。政府に注目が集まる今だからこそ気づかれることになった。》

 こいつ本当にジャーナリストかい?国会と言ったって武漢ウイルスばかりをやっていてことが済んでいくわけがねーだろ。「国家公務員法等の一部を改正する法律案」には13もの法律が並んでいて「検察庁法」はその中の1つに過ぎない。でね、法案を読んでみれば、他の公務員と同じように、定年を段階的に65歳までに引き上げていくというもので、これからの高齢社会を考えれば、必要な法改正と言える。嘘つき朝日の言うように、政権を利するために、特定の個人を優遇するために法改正をするなんてシロモノではない。そんなことは改正条文を読めば解かることである。

 それでも朝日は言う。

《外出要請が続くなかでさまざまな情報を調べている人々が、著名人のツイートをきっかけに関心を持ち、大きなうねりになった可能性もあるという。》

外出ができなくてぇ?さまざまな情報を調べている人々・・・ふふふ、「さまざまなデマに惑わされた人々」ではないのかにゃ?デマに騙された著名人デュープスに、さらに騙された人々が大きなうねりになった。

 朝日新聞は80年前に同様のことをやって、この国を破滅の淵まで持っていったのである。同じことを5月9日と11日の紙面で画策したが、SNSのワクチンが功を奏して、バカどもがあぶり出されつつあるのは幸いである。

 上記で「改正条文を読めば解かる」と言った。しかし、良識ある方々は、そんなものは読まなくても大丈夫なんですよ。まともな人たちは、米山元新潟県知事、室井佑月氏、ラサール石井氏、香山リカ氏、村本大輔氏などがこぞって推している状況を見れば「ああ、これは危ないな」とすぐに気がつくのである。

 さらに「朝日新聞」も、夕べのNHKも同じ方向を向いている。もうひとつ言えば立憲民主の枝野代表もそう主張していまんがな。これは危ない。彼らの反対方向に国民・国家のためになることがある。ということはリテラシーのある人間なら当たり前のことであろう。

 彼らを総称して「反日リトマス試験紙」と呼んでいる。