保守?

今朝の朝日新聞オピニオン欄。大村愛知県知事のインタビューが大きく載っていた。お仲間の津田某もこの欄を担当しているようだから、完全なる左シフトと言っていい。冒頭の一文が振るっている(笑)。

《あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」。中止と再開を決めた責任者は大村秀章・愛知県知事だった。展示中止を迫る勢力に日本国憲法を掲げて正面から反論し、いま、補助金の不交付を決めた文化庁に不服を申し出ている。保守を自任している政治家の目に、日本はどう映っているのか。》

 まず、ここにもいろいろな問題が横たわっている。昭和天皇御真影を焼き、それを踏みつけにする映像を流すことを、これを許した段階で「保守」ではないよね。明らかに日本の歴史、天皇家、文化伝統に対して冒涜をしている。これは「保守」を自任していたら、どんなことをしてでも止めなければならなかった。津田大介氏が、それを隠して知事に説明しているとしたなら、知事も被害者である。実際にワシャはそう思っている。そのことを素直に詫びて、そのま中止にしておけばそれで終わったことだった。しかし、負けず嫌いの大村知事、むきになって憲法21条なんかを持ち出してくるから収拾のつかない話になってしまった。

 大村知事が「保守」を標榜するのであれば、そもそもこの「表現の不自由展・その後」に関わってはいけなかった。深入りしてはいけなかったのだ。

 

 インタビュアーは訊く。「文化庁トリエンナーレへの補助金を不交付にしたが、どう感じたか?」。これに対して知事はこう答える。

《全くの想定外だったので驚きました。》

 想定外にしちゃダメだって。あの内容が白日の下に晒されたら、まともな担当者なら「これはまずい」と感じるし、そのことが申請書に網羅されていなければ「不採択」となっても当然だと感じなきゃ。とくに「保守」を自任しているのだから、「これはまずかった」と、まず反省するところに行きつかなければいけない。

《求められた手続きに従って補助を申請し、文化庁の審査委員会で審査されたうえで採択が決定していました。》

 求められた手続きに従って申請をした書類に虚偽があったんだから、採択は無効でしょ。

文化庁は我々の手続きに不備があったと言っていますが、いわれのないことです。》

 いわれがありましたよね。文化庁は日本の文化を守るお役所で、日本文化の中心には皇室という2000年にわたる伝統文化がある。これを芸術と称して破壊すること、毀損することが許される道理がなかろう。大多数の日本人が大切に思っている皇室を、足蹴にしている映像を見せられて「ああ、これが芸術だ」と思う危痴害はチュチェ思想に染まった奴だけだって。

 この下劣な映像を芸術だと称している奴らは、天安門広場習近平の映像を燃やしてみろよ、お前らが大好きな北朝鮮金正恩の写真を破いてみろよ。表現の自由が許されていない国で、独裁者に対して、そういった反動芸術を行うということは勇気のある行動だと思うが、日本という安全地帯で、ぜったいクレームをつけない皇室を対象にして、そういった映像を創るおぞましさはいかばかりであろうか。

 反天皇活動に名を連ねる小倉利丸氏、NHKで昭和天皇を戦犯として裁いた永田浩三氏、そしてチュチェ思想に染まった韓国政治家の腹心の岡本有佳氏、これに津田大介氏を加えたそうそうたる反日メンバーにトリエンナーレの一部門を委ねてしまった謝罪から入るべきではないだろうか。知事は、全体としての津田氏の功績を認めながらも《ただ批判を受けた映像作品については、開催前に僕に知らせてほしかった。》と言っている。

 え、知っていればこの映像作品は展示から外したの?とするなら知事の言われる憲法21条違反、事前検閲ということになりませんか?

 記者とのやりとりはこの後、世界の分断という突拍子もないところに飛んでいって、おいおいどこまで行っちゃうの~って感じで終わってしまう。

 重要なことは、小倉、永田、岡本、津田各氏がやったことは、反日プロパガンダであり、ある意味の「利敵行為」と言っていい。そこには言論の自由を認めてはいけないし、公費を入れることは絶対にダメでしょ。

 

 大村知事の地元で開催された支援者の会も前年と比べると大幅な減となっていたそうな。左傾化著しい新聞のインタビューに語るのではなく、真摯に足元を見つめ直したほうがいい。少なくとも「保守」を名乗るのであれば。