鍍金が剥げる

《コロナ陽性・富川悠太アナ、3日に38度発熱も「報ステ」出演継続…視聴者から批判も》

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200413-04130002-sph-ent

 もうひとつ。

《コロナ陽性・富川悠太アナ、「自分に代えは利かない」強すぎた責任感…記者の目》

https://hochi.news/articles/20200413-OHT1T50008.html

 この記事は、富川アナに対して好意的な論調である。

《日頃から体温を測っていたということは「何があってもすぐ分かるように」という問題意識があったのだろう。だが、いったん平熱に戻ったことで「仕事をしなければ」と会社に向かった“責任感”が、かえって批判を浴びることになった。》

 おいおい、いつも上から目線で視聴者どもに訓示を垂れていたのではないか。だったらもう少し「武漢肺炎」について理解をしておけよ。このアナウンサーの意識の低さはいかばかりであろうか。図らずも普段の言動が、結局、上辺だけのものということを証明してしまった。危機感がなさすぎるにも程がある。

 さらに、ただのサラリーマンの自意識の高さは目に余る。

《政府が外出禁止やリモートワークを推奨する一方で、実際に中小企業で在宅勤務ができているのは30%に満たない。 「自分に代えは利かない。俺がやらなければ」という意識は、富川アナにも通じるものがあるのではないか。》

 まぁ本人が思っているわけでなく、一緒に取材をした仲のいい人間の文章なので割り引いて言えば、TBSにアナウンサーは売るほどいる。富川アナではなくとも、司会進行など誰でもできる。「自分に代えは利かない。俺がやらなければ」と思っているなら自意識高杉くんだろう。

 残念ながら喜劇王志村けんさんですら、お亡くなりになれば、次のコメディアンがその穴を埋めていく。志村さんですらそうなのである。いわんや司会者においてをや。

 

 それにしても大変な時代になってきたものである。おそらく人類史の中でも特筆される2020年になるだろう。その変革たるや、類例を探しても見当たらない。「産業革命」とか「第二次世界単線」と言っても、どちらもアマゾン川流域まで影響を及ぼすものではなかった。しかし、今回の「武漢肺炎」は、そのアマゾンにまで感染者を出すに至っている。地球規模の災厄、これが人工的に作られたものとするなら、人類史上にこれ以上の悪行はなかろう。 まぁ阿呆が一人で憤っていても仕方がないけどね(苦笑)。

 しかし、今回の「大変」で、炙り出せたものがいくつかある。例えば、人である。言論人、識者、知識人、有識者など呼び方はいろいろあるが、「武漢肺炎」の対応、反応で、その中のバカが見えてきたことだ。

 なんやかやと左寄りからは批判の的になっていた作家の百田尚樹さん、ジャーナリストの有本香さん、国士の高須克弥先生などが、かなり早い段階から警鐘を鳴らしていたことを忘れてはならない。

 そして彼らを批判していた連中の、反応の鈍さといったら最悪だったよね。こいつらの言説で、どれほど日本人が危険な状況に追い込まれたか。

 また、政治家でもその資質が明らかになってきた。もう誰とは言わないけれど(ウナギ)、非常時というのはそういった贋物が顕在化するという一点において、益があるのかもしれない。