LGB‐Tデモについてまた言いたくなった

《抗議 杉田議員辞職を 自民党前、LGBTなど5000人》
https://mainichi.jp/articles/20180728/k00/00m/040/076000c
 毎日新聞の情報である。他では3000人、4000人なんている数字も出ているので、5000というのはずいぶん水増ししてきたようだ。そしてこのデモの中には、LGB−Tではない活動家や運動家の姿もかなり見える。元気にシュプレヒコールをしている福島瑞穂なんかはアホだけで、LGB−Tではないよね(笑)。

 半面、こんな当事者のツイートもある。
《「LGBT差別解消法」とやらですが、LGBTの一当事者として発言させていただきますと「我々を言論統制への第一歩に利用するな。あるいは、それが言論統制への第一歩であるという認識がないのなら、長い間少数派として沈黙を強いられてきた我々に触れるな、痴れ者」と申し上げたいですね。》

 現在は「差別」「人権」という言葉が「魔法の呪文」になって常識的な日本人の口を封じていると思う。名古屋城天守閣にエレベーターは造らないと言えば「障害者差別!」とねじ込まれ、日本の医療制度を悪用する外国人を指摘すれば「人種差別!」と決めつけられ、レズビアンやゲイには生産性がないと発言すると「LGB−T差別!」と突っ込まれる。そうすると普通の人はなにも言えなくなる。国会前や自民党本部前でその「呪文」を唱えているのは、いつも同じ顔ぶれである。それを検証したサイトもあったように思うが、今朝は見つけることができなかった。少なくとも福島瑞穂議員はいたけどね。

 差別の話を拡大するとボケてしまうので、今回の「LGB−T」の問題に特化して言っておくと、きっかけは杉田水脈衆議院議員が月刊誌『新潮45』に《「LGBT」支援の度が過ぎる》と題した論を杉田氏が上げている。杉田氏の文章が雑なので、そこに付け込んだ活動家たちから凄まじい攻撃を受けているのが現状のようだ。
 そもそもこの文章は「日本を不幸にする『朝日新聞』」という特集の中のひとつで、基本的に朝日新聞を攻めるものであった。その中に、前述した《彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。》と言ったことに、LGB−Tの関係団体から抗議をされたり、ゲイから殺人予告を受けたりしているそうな。
 ゲイにしろレズビアンにしろ、社会の中に組み込まれいる以上、何らかの生産活動はしている。それは間違いない。でも、杉田氏の文章が雑ということを前提にしても、きちんと読めば、「子供をつくる、子孫を残すということに関して生産性がない」と言っているわけで、杉田氏もこの文章の前に《リベラルなメディアは「生きづらさ」を社会制度のせいにして、その解消をうたいますが(中略)「生きづらさ」を行政が解決してあげることが悪いとはいいません。しかし、行政が動くということは税金を使うということです。》と断って、そう言っているのだ。
 けっして福島議員たちが目を吊り上げて大騒ぎをするようなことではないと思うのだが……。