AI

 昨日、AIについての講演会があった。講師はITアナリスト。内容は以下のとおり。

「第三次AIブームの到来」
「雇用の未来」
「AI・ロボットはどのような新しい産業、サービスを生むか」
「AI人材と日本の課題」

 前述の3つはすでに読んだり聞いたりした内容だったからとくに興味を引くものはなかった。ただ最後の「AI人材と日本の課題」については興味深い数値を示してくれた。今後の日本でのAIの展開を考えるとき、その人材はどこに求めるのか……ということである。
「AI人材はそこいらじゅうにいるでしょう」
 いない。
 2010年から15年までの数字だが、トップクラスの国際会議での日本人の論文発表件数は75件だった。これに対して支那中国は413件、アメリカは1281件だった。その差は歴然としている。
 付け加えると、国際会議に参加してきた講師の印象では、アメリカの発表者も顔を見ると明らかに支那人だったそうだ。AIの分野では中国共産党は体制を挙げて次の時代のリーダー育成をしている。うかうかしていると21世紀中盤は支那中国の世紀になるかもしれない。
 日本はとぼけたことをしていると、経済分野であっという間に支那中国の属国ってなことになりかねない。そんなことを感じた講演だった。