写真が並んでいる

 ネタがないと朝日新聞をけなしているのだけれど(笑)、今朝は珍しい「地方版」から拾う。「三河版」だから、おそらく愛知県以外では読めないんですね。

 まずは、相変わらずの前川喜平氏。この人はホントに焼け太りをしてしまった。時の政権で教育行政の事務方トップをやっていたのが、不正な天下りを差配していたこと、援助交際をしていたこと、そのことについて「教育調査だった」と嘘を言ったことで、職を追われた。しかし、元々左傾傾向があったために、体制批判がそのままそちらの意見の代弁者ということになって、居場所を見つけた。今は左巻きの依頼で、全国を飛び回っている。
 昨日は名古屋で「憲法と教育」をテーマに講演会だそうな。主催者発表で780人が集まったそうだ。左傾はなんでも膨らますからまぁ400人ってところでしょうか。それでも連休の最中に、風が光るような好天の中で、この数字はちょっとした時の人だな。
 講演の内容が少しばかり記事になっているので、何か所か突っ込みたい。
「戦争を防ぐには、他国の文化や歴史を知ることが大切」
 当然だよね。敵を知り己を知れば百戦危うからず。他国を知るのは重要なことは分かっているが、その前に自国の歴史を適切に、両論あれば双方とも学んでおくことがベースに必要だ。そこをきっちりと言えよ、エンコーオジサン。
「国民が無知だと、敵をつくり、人々の憎悪と不安を維持しようとする政治が登場する」
 ここらに「ボクチンは東京大学だもんね」がにじんでいる。このオッサン、己を追った安倍政治を憎んでいるから、これは現政権のことを言っている。でね、それを許容している国民は「無知」だと決めつけているわけ。エンコーボクチン、同じことを支那中国に行って言ってこいや。
 エンコーチンチンが日教組に呼ばれて、名古屋の市立中学校で無垢な中学生を汚染したという事案があったが、そのことに対して文科省が当該中学校に問い合わせをした。そのことに触れて、エンコーで一線を越えたチンチン男はこう言っている(注:「チンチン」はボクチンの「チン」を強調したものであり、それ以外のモノを示すものではありません)。
文科省は一線を越え、かつてない政治介入を許した。残念で、情けない」
 そうだね。政治主導にならなければ、エンコー次官がやっていた天下りに関する不正も暴露されなかった。そうすれば何か所かに天下って、億の退職金を手に入れられたものを。どこかの大学教授もありだったのにね。
 警告する。こういう覚悟のない大人の話をもっともらしく子供たちに伝えてはいけない。とくに名古屋市は厳重注意だ。

 その三河版の紙面でエンコージジイと並んで笑っているのが民進党の代表大塚耕平参院議員である。「野党再編」をさらに強調するために地方版で言い訳をするんだね(トホホ)。昨年の総選挙で、当時の民進党はそのいい加減さから国民の総スカンをくって大敗北が見えていた。それを見切った一部の保守系民進党議員が小池都知事と組んだ。アホと組むもんだから「排除の論理」を振りかざされて、立憲民主の台頭を許し、大塚議員ら参院議員も泥船の「民進」に残ってしまった。
 大塚氏は言う。
「昨年の総選挙で野党が不自然な状況になった」
 そもそも総選挙前の民進が不自然だったのだ。
「国民に申し訳ない。野党が大きな塊となって与党と対峙できる状況をつくらないといけない」
 違う。先の総選挙で小池都知事にすり寄った連中は「憲法改正」「安全保障」については賛成の上、編成されたのではないか。それが支持されて一定数の希望の党衆議院議員が選ばれている。それ、ひっくり返しちゃっていいの?政治家の矜持はどこにいっちゃったのかにゃ。
 結果として、選挙のために分裂し、小池都知事の追い風を利用し、選挙がすんだら、小池を捨てて、またもとの民進で再編をしようという愚物たち。民主、民進、希望、国民民主……どれだけ名前を変えたって、その本質の部分(議員の質)が変らない限り、国民の審判は厳しいと思うよ。
 大塚氏、いい人そうなので心配をするものである。