すでにネットやテレビでは昨日のうちに報道されていたものが、紙媒体では今朝の朝刊になる。
《潜伏キリシタン世界遺産へ》
このところ新聞の1面で目新しいものはないよね。ここが、記事を書いて、印刷して、配達するというアナログシステムの限界かも知れない。
この「潜伏キリシタン」について昨日の朝の段階でコラムニストの勝谷誠彦さんがこんな疑問を呈していた。
<潜伏キリシタン遺産、世界遺産に登録を/ユネスコ機関勧告>
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30129310U8A500C1CC1000/?nf=1
の記事に対しこんなことを言っている。
《私たちはずっと「隠れキリシタン」と習って来ませんでしたか。「潜伏」という漢語ではなく「隠れ」というやまとことばがキリシタンという切りつけるようなことばとあいまって、ひとつの空気をかもしてきた。》
ワシャもそう思う。「隠れキリシタン」のほうがひそひそと五島や天草で信仰を守る人々のイメージとしては合っているような気がする。
ただ「潜伏キリシタン」という言葉もまた活きている。『国史大辞典』で両方を比較してみよう。まず「隠れキリシタン」である。
《徳川幕府の信仰弾圧政治の中で、教会も宣教師も持たず、七代にわたって伝承したキリシタンの秘匿的宗教形態を、信教自由の現代社会でなお維持しつづけている人々と、その宗団組織をいい、現在長崎県に多くの組織が確認されている。》
では「潜伏キリシタン」は、
《(江戸時代)の約二百五十年間にわたり禁圧・迫害のため潜伏を余儀なくされたキリスト教信徒。》とあり、宣教師の国外追放後もパードレ(司祭)、イルマン(司祭補佐)らが潜伏した記録がある。これなら「潜伏キリシタン」と言ってもいい。
やまと言葉の「かくれ」が馴染んでいるし、「潜伏」という漢語も一面を表すのならば可であろう。
でも、こっちはアウト!
夕べのBSフジの「プライムニュース」。アシスタントの生野陽子アナがうるさい。メインは松山キャスターである。彼がゲストとのやりとりをして番組を作っていく。横に控える女子アナは、CM誘導や、映像のナレーション、フィリップボードの説明などが主な業務なのだが、生野アナ、ゲストが話している間、「はい」「はひ」「う〜ん」「ん〜」「ほ〜」「はいはい」「はいっ」「は〜ん」「ん〜ん」「ふーん、ふ〜ん、ふう〜ん」「へ〜」「あ〜」と連呼する。とても耳障りだ。松山キャスターが相槌をうっているから、黙って横に座っていればいいのだ。頷いてもいいが、声を出せばカメラから外れていても、視聴者にはあんたの甘ったるい声が伝わっていく。
松山キャスターの質問にも「ん〜〜〜」とうなづいている。どこか空気が漏れてんじゃねえの?反応しすぎ、状況が見えなさすぎ、出しゃばりすぎ……。
なんで松山キャスターやディレクターが注意しないのかな。
「相槌が邪魔なんだけど!」
と言ってやればいい。
でも、昨今のパワハラ想像があったから、注意すると「パワハラです!」とか言われちまうから言えねえか。
生野アナ、とにかく黙って座っていろ。出べそで、議論への参加意識が強過ぎて、本来、控えであるはずの立場を忘れてしまっている。目立ちたいバカ。
潜伏中の秋元アナ〜、早く帰ってきてくだされ。