笑えてためになった

 一昨日、高須克也先生のことを書いた。そうしたらこんな本を掘り出した。西原理恵子『いいとこ取り!熟年交際のススメ』(新潮文庫)。2年前に買った本だった。
 ワロタ。熟年交際の指南書というか、西原さんと高須先生の馴れ初めから現在までの経緯が克明に記されている。本ののっけはウツに陥っていた高須先生を西原さんが襲うところから始まっている。う〜む、元気のない高須先生がかわいい。西原さんの男性遍歴もおもしろかった。西原さん、自分がサセ子だったってことを告白している。てゆうか、ここまであっけらかんとしていると自慢話のように聴こえてくるから不思議だ。西原さんの周辺ではけっこう有名なのかもね。そして男運の悪さでも定評があるらしく、学生時代に同棲していた男はクズだったらしい。

 こんなことも書いてある。
《何があっても仕事してメシ食いたい若い娘さんに言います。「仕事のできる男とやっとけ」って。不倫でもなんでもいいから、仕事ができる男と「ハメとけ」と。そして、自分のどこを特化したらいいのか、寝て教えてもらえ。》
 これ西原さん(女性)が言っているんですぞ。オッサンでも今日日「ハメとけ」なんて言わない。そしてこう続ける。
《寝て仕事をもらえ、じゃない。寝て習え。コレを私は、「夜のスピードランニング」と言うております。》
 これを実践したのがジャーナリストになりたくて仕方がなかった伊藤某。手練手管をつかってTBSの元ワシントン支局長に近づき、とりあえず「夜のスピードラーニング」を実行したんだね。でも、山口敬之氏がそういった女性にあまり詳しくなかった。だからその後、なんの便宜も図ってくれず、「それじゃああれは無駄ハメだったのね」と怒った伊藤某、準強姦で訴えて、本まで出してしまった。
 でも、西原さんの解説を読むと、あれは間違いなく「夜のスピードラーニング」である。伊藤某、西原さんの本を読んでいるが、詳細までは読み取れていないらしい。ジャーナリストになりたいのなら「スピラン」の相手については誤らず情報収集をしないとね。