3年間もなにをやってきたの?

 今朝の朝日新聞に《森友・加計著書巡り本社が評論家提訴「名誉を著しく傷つけた」》という見出しがあった。ニュースはここ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171225-00000037-asahi-soci
小川榮太郎氏ならびに飛鳥新社に対する訴状はこちら。
http://www.asahi.com/shimbun/release/2017/20171225.pdf
 長い訴状なので、朝からまともに読んでいる暇はないが、そういったことが朝日新聞からジャーナリストに対して行われている事実があるわけだ。そのあたりは月刊誌の「Hanada」で3ヶ月にわたって小川氏が朝日攻撃をしていた。要するに虚報、捏造、印象操作がひどいということである。詳細は小川氏の『徹底検証「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社)や「Hanada」をお読みいただきたいが、一例を挙げれば、今年の5月17日の朝日新聞の朝刊一面に出た上下を黒くつぶした内部文書のことである。作為的に黒くした箇所の文書まで読めば加計学園問題は起きなかった。しかしあえてそこの部分を見せないことによって、安倍叩きに拍車をかけようという思惑があったわけだ。
 こういった虚報、捏造、印象操作は、こと朝日新聞にいたっては枚挙にいとまがない。本当にそろそろ新聞を取るのを止めようかと思うくらいにひどいんですな。
 2014年8月29日の池上彰氏のコラムが急きょボツになった。それは「朝日新聞による従軍慰安婦報道の検証を不充分だと批判」したからである。このことで朝日新聞社は騒然となった。メディアとして自分に都合の悪い内容でも載せるべきだという声が現場から湧き上ったのだ。これに読者や識者が反応して、朝日新聞の体質が糾弾されることになる。これに耐え切れずついに朝日新聞社は「おわび文」を新聞に折りこんだ。
《ご愛読者のみなさまへ深くおわび申し上げます》という大きなタイトルのつけられたB4サイズの縦書文書である。そこでは「慰安婦問題」「池上彰コラム問題」「福島原発吉田調書捏造問題」などを詫びている。そして文末がこう締められていた。
朝日新聞社は、今回の一連の事態を大きな教訓として胸に刻みます。さまざまなご意見やご批判に謙虚に耳を傾け、初心に帰って、みなさまの信頼を回復できるように、社員一丸となって精進してまいります。どうか、弊紙と弊社の今後の取り組みを厳しく見守っていただけますよう、切にお願い申し上げます。》
 朝日新聞は「大きな教訓」を胸に刻まなかったんだね。この文書が言うように小川氏を含め多くの識者・読者が「厳しく見守って」きたのに、またやっちゃったんだね。