捏造本家

 昨日、名古屋の千種でちょっとした防衛関係のセレモニーがあった。国会議員がずらずらと並ぶ会でざっと500人くらいはいただろうか。ちょっとしたセレモニーではないね。大塚耕平参議院議員も国防に前向きな祝辞を述べていたので、割合まともな人ということが解った。
 同日、同じく名古屋で小さな講演会があったことを、今朝の朝日新聞は写真入りで「三河版」に載せている。植村元朝日新聞記者が約50人ほどの前で講演をしたんだとさ。朝日新聞が「約50人」と書いているということは、40人足らずということであり、関係者のカウントもしているだろうから、実質の聴講者は30人程度であろう。
 まぁいいや。とにかく植村氏は全国に散らばる少数の左巻きの支援を受けて、ドサ回り講演をしている途中で名古屋で一席ぶっていったということ。そしてその講演の内容は、
歴史修正主義と闘うジャーナリストの報告〜不屈の民主主義をつくるために〜》
http://sasaerukai.blogspot.com/2016/08/blog-post_30.html
ということらしい。
 彼は、櫻井よしこさんに、自身の記事を「捏造」と糾弾されたことについて「名誉棄損」だと訴えていた。その結果は「敗訴」だったわけで、そのあたりの恨みつらみを50人程度の聴衆の前で憤ったのだろう。事前に分かっていれば行きたかったなぁ(笑)。
 まぁいくら植村氏が憤っても、朝日新聞そのものが「捏造」を認めてしまっているので、どうしようもない。とにかく1991年の植村報道以降、「従軍慰安婦などいなかった」という証拠は山ほど出てきたが、植村氏の記事を裏付ける事実は皆無だった。世間では、事実に基づかないことを垂れ流す行為を「捏造」と呼ぶ。そりゃ裁判に負けるわさ。
 500人の防衛関係セレモニーには一切触れず、50人の植村講演会は取り上げる、こういった手前味噌な態度が捏造を生む土壌を作っているんだよ、朝日新聞さん。