よいひと時

 夕べ、職場近くの居酒屋で六時ごろから飲む。
 ワシャの街はそろそろ七夕モードに入っている。その居酒屋も蒸栗色の暖簾のまえに小さな飾りを五つばかり吊してあった。その吹き流しが風に遊ばれてさやさやと暖簾を撫でている。いい風情だなぁ。
 旬の三マじゃなかったイワシの刺身にしっかりと脂がのっていて、こいつを四ょうが醤油でいただいたんですが、これが美味い。芋焼酎の六もいいけれど、ここは熱燗が似合う。
 ゲストは仕事でお世話になったイケメン現場監督だった。うちの仕事はすでに終了し、その人は別の現場に移っている。だから昨日の夜はわざわざ遠くからお越しいただいた。仲間とともにお礼の宴を開催したつもりだったが、結局、ワシャともう一人、元気のいい仲間がいたのだが、この二人の独擅場になってしまった。それでも現場監督はにこにこしながら話を聞いていてくれた。ありがとう。