中卒でもいいじゃないか

 将棋の藤井聡太四段は高校へは進学したくないらしい。「高校くらい出ておいたら」と母さんが心配しているというような話を聞いた。希望どおりの選択をするなら、藤井四段、このままでは中卒となる。
 でも、藤井四段ほどの実力を持っているなら、並みの人間社会でしか通用しない学歴などというものに頼らずとも生きていける。力士でもそうだし、芸人でもそうだ。もちろん手に職をしっかりとつけている人たちも同じである。なんの特技もない連中、ワシャもその中の一人だが、世渡りの箔として請い求めるものが学歴ということになろう。ワシャの場合はその箔すらないけれど(笑)。藤井四段、中卒で結構じゃないか。
 アルファーブロガー小飼弾さんもそうである。中学校の時に登校拒否になってそれから中学、高校に通ったことがないという。自身のことを「中卒」と言ってはばからない。それでも生半な東大卒よりも頭がいいし、収入もいい。それに楽しい人生を送っている。自分のやることが中学校で明確に見えている人はそれに向かって突っ走っていけばいいのじゃ。
 逆に、どんなに高学歴で飾っても、自分が何をしたいのか理解していない人間は悲劇である。