日本が好き

 昨日、職場から帰る途中の幹線沿いの歩道でのこと。ふと行く方向を見れば、真新しい夏服を着ているから、おそらく中学1年生だろう。総勢6人の男の子が、なんだか知らないが楽しそうに笑いながら、おしくらまんじゅうでもするように団子になって歩道をこちらにやってくる。その中に背が高く真っ黒な皮膚をした少年が混じっていた。見た目は明らかに日本人ではないが、笑顔は一団の中に溶け込んでいた。6人は友達なんだ。素敵じゃないか。
 その背の高い少年は、日本語を喋っていた。もちろん日本の中学校で日本語の授業を受けているから当然であろう。将来、大人になって日本を好きになってくれれば、それだけで立派な日本人である。
 日本の国会議員であるにも関わらず、日本を嫌いな人間は数多いて、そういう人間になってはいけないよ。