連休なのに忙しい。あちこちバタバタと走り回っている。連休に入る前に、ミュシャのしおりを探して、ひっくり返した書庫はそのままだし……。昨日も職場にも顔を出そうと思ったのだが、のっぴきならない別件で行けなかった。ホントは上京して「ミュシャ展」を覗きたかったのだが、まったくそんな余裕はない。今日も午後から人が訪ねてくる。それまでに部屋を片付けなければならないが、出かける用事もあって、真剣に体が二つ欲しい。できれば三つ。
それにしても一昨夜の夢は怖かったなぁ。ワシャは一人で寝ているのだが、寝つかれずに悶々としていたら、左側から視線を感じる。ふと見ると白髪の老婆が寝ていて、こっちをじっと見ているではないか。「母親か?」と思ったのだが、母親は別棟にいて、絶対にワシャの寝室になど入ってこない。どこかで見た顔だなぁ、と思いつつ、目を閉じて考えた……。「あ!わかった」。「スラヴ叙事詩」だ。ミュシャの「スラヴ叙事詩」の第1「原故郷のスラヴ民族」に登場する憔悴したスラヴ人に他ならなかった。
http://www.mucha.jp/slavepopej01.html
画面の中からじっと鑑賞者を見つめるおびえた表情のスラヴの人。こればっかり見ていたので、ついにワシャの部屋に現れたか。むこうから来てくれるなら六本木に行かなくてもいいじゃん(泣)。