対酒当歌人生幾何(酒に対してはまさに歌うべし、人生いくばくぞ)

 いやー、夕べの宴会は呑み過ぎた。完全に二日酔いで、一日中、書庫の中で燻っていた。窓から見える空は青いのだが、まったく気分が乗らない。本を読んでも、すんなりと頭の中に入ってこないし……。アルコールというのが、脳に悪い影響を与えることは、百も承知で酒を喰らっているのだから阿呆としか言いようがない。
 呑み過ぎたことを書こうと思ったのは2時間ぐらい前だったが、何かの本で「酒を飲み過ぎるとやる気が著しく低下する」というようなことを引用しようと色気をだしたのがよくなかった。そのネタを探して、あちこちの本を当たったのだけれど、結局、見つからない。不完全燃焼だ。そういうことに拘っているのもアルコールのせいにしておこう。
 タイトルは負け惜しみです。

 そうそう、倉本聰さんのインタビューを読んでいて、倉本さんの物書きとしての金科玉条を話しておられたのでメモをしておこう。
「人生はアップで見ると悲劇だけど、ロングで見れば喜劇である」
 チャップリンの言葉だそうである。