国際宇宙ステーションに滞在していた宇宙飛行士の大西卓哉さんが地球に帰還した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161030-00000026-mai-sctch
今朝の朝日新聞の扱いは小さい。1面の左肩に小さな写真2枚と記事は10cm三段だけ。あとは「デジタル版」の動画への案内があるのみ。
そんな記事はどうでもいい。昨日のテレビのニュースで大西さんの帰還が大きく取り上げられていた。その中で大西さんの発言だったか、同僚の発言だった記憶があいまいだが、支那中国の2人乗り有人ロケットの発射について、こんなコメントがあった。
「これでぼくらは独りぼっちではないんだ。この広大な宇宙のどこかをぼくらとは別の2人の人間が地球を回っている。その二人にとても親近感を持った」
そんなようなニュアンスのことをニュースが伝えていた。いい話だと思う。
今のところ地球は宇宙の孤児である。宇宙から見れば小さな小さな塵のような惑星に生命が犇めきあっている。とくに最も進化した人は小さな玉の上で、血で血を洗う争いを繰り返し続ける。なんとかならないものだろうか。
星野之宣は予言する。500年経っても宇宙開発はさほどの進展を見せないだろうと……。おそらく5人の宇宙飛行士が見た生命エリアからどれほど拡大していっても、知的生命体に遭遇することはなかろう。悲観的な想像だが、だからこそ唯一無二の地球を大切にしたほうがいいのではないか。大西さんたちもそう言っている。