勉強したほうが楽しいよ(加藤先生)

 いやぁ昨日は忙しかった。
 まず午前中は地元の市民会館に走った。そこで知人が主催する日本舞踊の発表会がある。そこに顔を出して、「まってました!」「ご両人!」「日本一!」などと声を掛けていた。義理のある出演者が多かったので、結局、昼過ぎまで大向こうに詰めておりましたぞ。
 本来はそこで幕の内弁当をいただきながら、邦楽を楽しむ予定だったのだが、午後2時までに千種正文館に行かねばならない所用があった。午後0時35分幕が上がって「まってました!」。ホントに待っていた。そこからあわてて市民会館を出て、外に停めてあった流星号にまたがって、駅へ。駅前の駐輪場に着いたのが0時43分。階段を駆け上がり、改札を抜け、また階段を下りて、ホームに出た時、新快速が入ってきた。やれやれ。
 JRを乗り継いで千種駅頭に立ったのは1時半くらいだった。その駅前にある正文館書店で、加藤博子『五感の哲学』(ベスト新書)の出版記念会があったのだ。ゲストはあの呉智英さんである。ドイツ・ロマン派の思想家と封建主義者のガチンコバトルが3時間半にわたって繰り広げられた。
 カント、ゲーテ、ユクスキュル、クリサート、カミュ―、ノバリス……う〜ん、加藤先生と呉先生の話が熱くなるといろいろな名前や用語が飛び交って、不勉強なワシャにはいささか難しい。しかし正文館の特設会場に詰めている人たちには真剣に聴き入っている。凄いな。
それでも加藤・呉両先生の『五感の哲学』の解説はよくわかった。『五感の哲学』が書かれる背景も聞かせていただいて、なかなか興味深かった。理解できるのだろうが、ワシャには断片的にしか解らなくて(泣)。それでも、『五感の哲学』を読んでいったので、基本の部分は押さえることができた。
講演・対談の詳細は、もう少し消化してから書きます。
 そんなこんなで家についたのは午後10時をまわっていた。忙しい一日だったわい。