雑談

 倉本聰さんの『ゴールの情景』(理論社)の中に「盗む」という題のエッセイがある。そこに建築家の設計をちゃっかりと盗んでしまう「大女優」のエピソードが挿まれている。書かれたのは平成7〜8年だと思う。その前に都内に新築をした「大女優」、倉本さんから「大女優」と呼ばれる人、それは誰なのか気になった。
 女優は多い。しかし、「大」を冠することが許される女優となるとそれほど多いとも思えない。ワシャ的にパッと浮かぶのが「原節子」「高峰秀子」、じっくりと考えると「田中絹代」「山田五十鈴」「杉本春子」「音羽信子」「京マチ子」かなぁ。でもみんな故人である。
 現役だと、異論はあると思いますが「吉永小百合」「浅丘ルリ子」「倍賞千恵子」「松坂慶子」「岩下志麻」「三田佳子」クラスだろう。もちろん建築をしようっていうんだから、その頃ご存命の方で、ワシャはこのエッセイを読んだ時に、「岩下志麻」と「三田佳子」の顔を思い浮かべていた。もちろん、倉本さんは「大女優」を特定されていなので、ワシャの印象でしかない。
 こういうどうでもいいことを書く時は、朝からなにも浮かばなかったんですな(苦笑)。

 そうそう百田尚樹さんの『至高の音楽』(PHP新書)の影響をモロに受けている。昨日もCDを2枚買ってきた。百田さんの推薦曲26曲のうち、13曲を入手した。中でも、ベルリオーズ幻想交響曲」、シュトラウス英雄の生涯」がよかった。

 百田さんつながりで『カエルの楽園』(新潮社)を読む。おもしろい。
 自衛隊の炊き出しカレーに反対を唱えている人たち
http://netgeek.biz/archives/71044
にぜひ読んでもらいたい。まぁ「専門」を「専問」と書いてしまう人たちだから理解できないかなぁ。