権利の乱用

「恥を知る」という文化が廃れるとこういうことになる。大阪らしいといえば大阪らしいが、おそらく全国的なものだろうし、当然のことなのでしょうね。
《障害者の駐禁除外標章、相次ぐ不正 家族「あればタダ」》
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160405-00000033-asahi-soci
 節義というものを忘れ、使えるものは使ったもの勝ち、という風潮は膏肓に入った感が強い。
 これとは違うけれど、スーパーなどにも店の入口の前に障害者用の駐車スペースが何台分かとってある。そこには障害者しか停めてはいけないはずなのだが、障害者ステッカーの貼っていない高級車がどうどうと停まっていることが往々にしてある。そいつが障害者でないことは一目でわかる。車から降りてくる本人も家族もそろって元気そうに歩いているからね。しかし、頭に障害があるんだろうと、そっと見守っている。
 最近は、障害者ステッカーが貼ってあってもその真偽が怪しくなってきた。車椅子マークのステッカーは、ホームセンターで売っている。健常者がそれを添付して、悪びれることなく障害者枠に停めている。なんのことはない。木の葉を頭にのせて障害者に化けているのだ。こんな姑息なタヌ公のようなヤツが増殖しているので、障害者スペースの前に「障害者スペースを使っている健常者の人へ!そこへ停めて恥ずかしくないですか?」という看板を立てたらどうだろう。
 ううむ……タヌ公には蛙の面にションベンだろうなぁ。