休む

 先日のある宴席で何人かの同年代の社員と話をする機会を得た。そこで何人かの口から出たのは「よく眠れない」という発言だった。そりゃまぁ年が年だからね。でも、それが立て続けだっただけに「以外に多いな」と少し驚いた。そりゃそうだわさ。「味の素グリナ」とか「加味帰脾湯」なんかが売れているそうだから、不眠・浅眠になやむ人は多いのだろう。
 TPPで活躍した甘利明衆議院議員でもそうだったでしょ。「睡眠障害」と診断されて自宅療養が必要になった。アメリカのくせ者ブロマンとの真剣勝負を潜り抜け、ほっとしていたらボケ秘書のおかげで辞任に追い込まれる。そりゃあ精神的に追い込まれますよ。
 そういった甘利さんの症状を踏まえて「安倍首相にも睡眠障害を」と言ってしまったバカがいる。
http://www.asahi.com/articles/ASJ2J52PBJ2JUTFK00J.html
 この民主党中川正春は、おそらく悩みなんかとはまったく縁のない「鈍感脳」の持ち主なんだろう。うらやましいバカりである(嘲)。

 こちらは旧聞に属する。「ゲス不倫」の宮崎元衆議院議員である。「ゲス不倫」については連日の報道や週刊誌でボコボコに書かれているので、それについてはあえて書かない。しかし、一般論として「ゲス不倫」をするような男は、一時反省しても「再犯」(笑)を繰り返すということは間違いない。
http://toyokeizai.net/articles/-/98477
 ゲス崎さんのゲス行動で「国会議員の育休取得」が遠のいてしまった観があるが、そもそも国会議員が自身の「育休取得」を喚く必要はなかった。
 その例が、冒頭の甘利さんの自宅療養である。じっくりと休んでまた日本のためにがんばってもらいたい。それはそれとして、国会議員一般の傾向として「睡眠障害」に限らず診断書を書いてもらって1ヶ月くらい休むということは、ままある。しかし、それが一般の社会人には高いハードルであることは事実だ。だから「グリナ」とか「加味帰脾湯」が売れるんだけどね。
 国会議員は、そういった特権がある。国会議員と一般社会人では「休む」というものに対する根本的な考え方が違うということだけは、ゲス崎さんにも知っておいてもらいたかったでゲス。もう政界には永久に帰ってこないからどうでもいいか(笑)。