島をどう島しょう

 昨日、隣町の同系企業のメンバーと宴会。仮に「ウエスト産業」としておきましょう。「ウエスト産業」が三河湾に面するリゾートホテルをおさえてくれて、三河湾が一望できるレストランの一室で開宴となった。
 ワシャと凸凹商事の皆さんは、少し早めの4時頃に到着していた。オーシャンビューの風呂に入れるとのことで、何人かのメンバーは大浴場にむかった。ワシャはというと、見せびらかす体もないので、風呂は遠慮し、その時間を眺めのいい喫茶室でビールを飲むことにする。
 う〜み……間違えた、う〜む、三河湾を眺めるのも久しぶりだなぁ。ホテルは高台に建っているので、ちょうど目の下に海水浴場が見える。その海岸線の端っこに小さな島があって、島の沖合いはずっと三河湾で、ずっとといっても対岸の田原港に停泊する船舶の白い横腹が鮮やかに見える。こうやって眺めると三河湾は湖のようなものである。陸上輸送が困難だった江戸期以前は、ここが渥美、知多、そのむこうの伊勢などの海上輸送の拠点だった。だから清水の次郎長の仲間の寺津の親分や、吉良の仁吉、伊勢のども安などのヤクザが根を張る土壌があったのだろう。
 さて、そこから見える海岸から手を伸ばせばとどきそうな小さな無人島。名前を聞いたんだけど忘れてしまったが、そこの開発計画が二転三転しているそうな。地元では観光資源として使いたいらしいが、なかなかいいアイディアがないらしい。
「だったら日本版のモンサンミッシェルでも造ったら」
 と提案しておいた。蒲郡ラグーナテンボスがあるので、そこと連携するとおもしろいリゾート計画になると思いますぞ。