夢の話

 朝方、夢を見た。
一度、4時頃に寒くて目を覚ました。夕べが遅かったので、もう少し体を休めようと、切ってあった電気毛布のスイッチを入れると、ぬくぬくしてきて再び眠りに落ちたようだ。
 ワシャは事務所の2階の南の窓際で仕事をしていた。窓の外から轟音が聞こえる。振り返ると、背後は5m幅のワイドな窓で、その向こうに公園があって、そこには裸になった林がある。その向こうは低い雲が流れ、ところどころから青空が覗いている。そのひとつの切れ間から、突如、自衛隊の大型ヘリコプターCH−47Jが斜めに突っ込んできた。背後にも小さく十数機の同型機が飛行しているのが見える。
 轟音は、時おり三河の空を横切っていくC−130H輸送機の音である。しかし目の前に現われたのは大型ヘリで、それは矛盾するのだけれど夢だからしかたがない。
 大型ヘリはワシャの事務所を回りこんでいった。「墜落する」と咄嗟に思った。ワシャは事務所から飛び出し、1階に降りて、北側が見える場所に走った。大型ヘリは北側の民家の間の空き地に墜落し、炎が上がった。ワシャは消火器を探し、見つけた。それを取ろうとしたときにぬらりひょんのような男がワシャの進行方向に侵入した。当然、接触する。男は床に倒れた。でもそんなのに構っている場合ではない。北の窓の外では火柱が上がっているのだ。「じゃまだな」と思いながらも「ごめんなさい」と声をかけて、とにかく消火器を手にすると墜落現場に向かうために玄関にむかった。夢でも消火活動に対して躊躇がなかったなぁ。
 玄関はロビーになっている。そこは迷彩服を着た人たちでごった返していた。その中に後輩のN君とH君がいた。二人はあわてるワシャを制し、笑ってこう言った。
「防災訓練ですよ」
 おいおい、派手な防災訓練をしてくれるじゃないか。そう思った時に目が覚めた。