本が呼ぶ

 昨日は、整理途中の年表をアップしてしまってすみませんでした。出勤の時間が迫っていたものですから、あわててしまいました。

 午前中は本社に行って仕事をした。もともと休みの日だったので、午後は自宅にもどったんですね。でも中途半端な時間になってしまった。夕方からは、別の所用があって、どこかに出かけることもならず、11月末に整理を終えたはずの書庫にもぐって、また蔵書点検を始めた。こうなると趣味は「読書」ではなく「本のかたづけ」ですな(笑)。
 手をつけたのは「昭和史」の棚だった。棚といっても六棚ある。ざっと250冊、これを「南京事件」、「満洲」、「慰安婦」、「戦後」などのカテゴリーごとに並べ直す。そうするといらない本がまた何冊か出てくる。速攻でブックオフ行きのイージーボックスに入れようと思うんだけど、悲しいかな、ついついどんな本だったかを確認してしまう。
 小学館の『昭和の歴史』の10巻だけがあった。副題は「経済大国 日本の奇跡とゆれうごく世界」とある。ずいぶん昔に買った本だなぁ。でも、まったく使った記憶がない。箱入りでビニールカバーがついている。だから、新品同様だ。パラパラとめくってみる。そうすると司馬遼太郎の笑顔が目に入ってしまった。巻頭に司馬遼太郎の業績にふれた章があって、そこに司馬さんの笑顔の写真があったんですな。もうこれで捨てられない(苦笑)。