とんでもない日

 昨日は忙しかった。本当は午後から休暇をとって名古屋に出かけたかったのだ。しかし、ワシャのスケジュールの中に、本社が大きな会議を2つも突っ込んできおった。ワシャは遊び人である。しかし、まじめな仕事人でもあるので、午後を仕事に切り替えましたがな(泣)。またその会議が延びる延びる。終わって、本社を出て、それでもJRの18時過ぎの快速に乗ることができた。やれやれ。
 夕べ、名古屋の大須演芸場で出版記念会の催しがあった。これが型破りな会で、落語会で記念会も兼ねてしまおうという斬新なもの。正式名称は「『たらふくつるてん』出版記念落語会」である。『たらふくつるてん』
http://www.chuko.co.jp/tanko/2015/09/004751.html
は和装の作家奥山景布子さんの最新作。本の帯(昔は「腰巻」と言っていたそうなのだが)を書いたのが、昨日の落語会でトリを務めた柳家喬太郎師匠だ。
 その落語会である。まず二つ目の橘ノ圓満が「子ほめ」、次に真打の柳亭左龍が「壺算」、その後、奥山さんのご挨拶と師匠連との対談があって、喬太郎の登場となる。噺は「竹の水仙」、ただし「大爆笑竹の水仙」に化けている。もう2時間半、笑いっぱなしであった。対談から登場した喬太郎はとんでもない名人で、客もそれをしっているので、会場に笑う準備ができている。だから些細なことでも、ドカンドカンと連続で大爆笑をつくる。真剣に腹がよじれるかと思いましたぞ。ワシャの周囲でも泣きながら笑っている人が何人もいましたねぇ。「録音機器の登場以降、名人は登場しないだろう」と言っておられたが、なにをおっしゃる平成の名人喬太郎、あなたがどこまで進化し続けるのか、空恐ろしい気がする。
 とんでもない落語家柳家喬太郎、まだご覧になったことがない方はネット上にもたくさんのネタが上がっておりますので、一度、体験してみてくだされ。

 もう一人とんでもないオヤジに遭遇したのだが、これについては言わない(疲笑)。