ミ〜ンミ〜ン 蝉の声も遠くなった

「官のやることは無駄が多く信用できない。民のやることは効率的・合理的である」
 ある大企業のOBで今は環境NPOのリーダーがそう言った。
「だからお前らはダメなんだ」
 と、ワシャの知り合いの行政マンは面罵されたという。

 小牧市が駅前に造ろうとしていたツタヤ図書館の「計画見直し」を住民投票にはかった。その結果、「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、住民から拒否される展開に陥った。
 この混乱の直接の因は、ツタヤ図書館の本家本元の武雄市図書館である。もうそりゃ鳴り物入りでスタートしたんですが、NPOのリーダーの好きな「民間」だったがために、利ザヤを稼ごうと「公認会計士第2次試験2001」「Windows98」「超投資法2000」「ラーメンマップ1997」などなどを2012年に購入して本棚を埋めた。おいおい、こんなのを借りる人がいると思っているのか、CCC(民間)は。
 こんなくず選書や図書館運営のずさんさに疑問をもった住民らがパフォーマー市長の樋渡さんに損害賠償訴訟を起こしているが、樋渡さんは後ろ足で砂をかけるように武雄市を去って、ツタヤ関連の会社に天下ってしまった。
 CCCはこんな胡散臭いやりかたを続けている。このため、同様のCCCシステムを導入した図書館では、蔵書がやせ細っているという。
 そんなんを見せられたら、小牧市民も怒りますわなぁ。