メキシコ

 夕べの「出没!アド街ック天国」で武蔵小山を取り上げていた。田舎者にしては、ワシャは東京に詳しい方だと思うのだが、23区南西部はあまり行かない。せいぜい自由が丘くらいかなぁ。多摩川を渡って川崎市に入ると、あちこち行ったりしているんですがね。
 というわけで武蔵小山は行ったことがない。でも活気のある街というのは見ていて楽しいし、ときおり田舎町の参考になることもあるので、時間があれば見ることにしている。
 いろいろな店が紹介されていたいが、その中に老舗スニーカー店「メキシコ靴店」があった。行ったこともないし、今さらスニーカーって歳でもないが、そこに引っ掛かった。要は「メキシコ」に意識が引き留められた。

 小学生のころから、あだ名をつけられたことがなかった。苗字の一文字をとって「〇〇くん」とか「〇〇さん」とは言われたけれど、「ドブチュー」、「ゴリ」、「サル」、「ブー」と言うような純粋なあだ名はつけてもらえなかった。
 それが大学に入ってあだ名がついた。命名者は体育の教師だった。「メキシコ」とその教師はワシャを呼んだ。だから仲間たちも「メキシコ」と呼ぶようになる。
 なぜ「メキシコ」と呼ばれるようになったかというと、当時、口ひげを生やしていたんですね。「メキシコ人みたいな髭を生やしたやつ」ということで「メキシコ」と相成った。
 社会人になるまえに唯一ついたあだ名「メキシコ」。これけっこう気に入っていたんですよ。

 ちなみに「メキシコ」ってアステカ族の軍神「Mexictli」からきている。