6日目

 今日もお客さんが来た。

 クレーマーのような人も来た。1時間半も居座る人もいる。ワシャは、とても気のいい男なので、ワシャを訪ねて来てくれた人には、やさしく対応をする。けっして邪険に扱ったりはしない。だから、居心地がいいのだろう。空気のよめない人は、ついつい長っ尻になる。

 いい人も来る。ワシャが会いたい人も来てくれた。隣町から来てくれたKさんからは激励をいただいた。そして、現在の地方政治について痴呆政治じゃないかということで、見解の一致を見た(笑)。

 馴染の〇〇〇も来てくれた。普通の格好だから服装だけでは判らない。仕事前に立ち寄ってくれた。その人が、凸凹商事の先輩がワシャのことをこう評していたと教えてくれた。

ワルシャワはナイーブな男だから社長は難しい」

 それはどうやら凸凹商事のOB会で出た話らしい。

 ワシャのことをよく知る先輩がそう言ったのだそうな。

 そうか、ワシャは「ナイーブ」な人だったのか。

 意味としては、無邪気で、素朴で、うぶな、ということだ。英語では「世間知らずで幼稚な」という否定的な意味合いもあるという。

 無邪気ではある。でも素朴かなぁ?うぶ?「うぶなネンネじゃあるまいし」と言ったのはダウンタウンブギウギバンドだった。

 世間知らずではないと思うのだが。ピンバッチなんかを集めているから、幼稚と言えば幼稚かもね。