昨日の朝刊に「週刊現代」の広告が載った。安倍首相や小渕経産相の話題、老後問題、ソニー戦犯などなどあまり興味を引かれない。ワシャは基本的に2つ読みたい記事があれば週刊誌を買うことにしている。だから今週発売の「週刊現代」は要らないと思った。
ところがある一点のみで購入に転じた。それはね「すっぴんビューティ深田恭子」というグラビアである。早速、書店に走りましたぞ。
書店に顔を出せば、もちろん雑誌だけというわけにはいかない。結局、その他に5冊を抱えて帰ってきた。そんなことはどうでもいい。
深キョンはワシャが夏目雅子以来注目をしている女優である。「ヤッターマン」のドロンジョ様は、よくぞやってくれましたと拍手をしたものである。今回の実写版「ルパン三世」の峰不二子も黒木メイサではなく深田恭子のほうがよかったと思う。
さて、その話はさておき、実はこの「週刊現代」にはもっと驚かされた記事があった。巻末のグラビア「素人美人が「コスプレ」大変身!」ではない。モノクロのページに俳優の温水洋一さん
http://talent.yahoo.co.jp/pf/detail/pp6800
の特集があったのだ。8ページにわたってさえない温水さんのさえない写真が続く。深キョンのこぼれるような美しさとは対照的な誌面構成だなぁ(笑)。
目に留まったのはその8ページ目の写真である。1ページを使って狭い商店街を行く温水さんの後ろ姿を映している。ページの隅には温水さんのプロフィール。そこに「旅先やロケ地で地元の食材で一杯やることも。以前は武蔵小山の安居酒屋によく訪れた」と書いてあったので、武蔵小山の商店街だろうと思って写真を眺めていた。
石川仏壇店、わさびや、三泰号……。三泰号!おいおい、ワシャのよく行く地元の店の名前じゃないかいな。よくみれば温水さんが歩いているのは、ワシャが生まれ育った街の一角だった。ページを戻ってみれば、『花田☆温水 おじさんぽ』のロケでやってきたことが書いてある。まさか「週刊現代」に深キョンやコスプレ美人と並んでワシャの生まれ育った町が載っているとは。深キョンに誘われて購入してよかった。
この特集で温水さんがいいことを言っている。たまたま所ジョージと共演したCMで疲れたサラリーマンの役をやったそうだ。それまで売れない役者でしかなかった温水さんが、この役でブレークした。確かにあのコマーシャルの温水さんは本当に草臥れていたからね。
「誰が見ているかわからない、どこにチャンスが潜んでいるかわからないというのを痛感しました」
だからギャラの小さな仕事でも引き受けるのだそうだ。「誰かがどこかで見ていてくれる」斬られ役の福本清三さんが言った言葉に重なってくる。
今週号の「週刊現代」は永久保存版だな。深キョンが載っている段階でそうなんだけれど。更に、という意味で(笑)。