日本海において大勝利

 110年前の今日、日露戦争の本戦ともいえる日本連合艦隊とロシアバルチック艦隊の決戦が行われた日である。
バルチック艦隊は37隻。その内の20隻が撃沈、5隻が捕獲された。その他の艦艇も沈没あるいは中立港において武装解除された。
 これに対して日本連合艦隊水雷艇が3隻沈んだだけである。圧倒的な勝利と言っていい。
 おそらく日本の戦史上でも完璧に近い勝ち方をしたのが日本海大海戦である。それでも日本側に116人の戦死者が出た。これががっぷり四つの海戦ならば戦死者は桁が違っていただろう。圧倒的な勝ちでも100人は犠牲になる。戦争とはそういうものなのである。安保法制に異を唱える左筋の皆さんは「自衛隊員のリスクが高まる」といっているが、そもそも軍人というのはそのリスクを背負って勤務しているわけで、「リスクは、高かろうが低かろうが、ある」という前提で話をしなければなにも進まない。
 戦争も紛争も、喧嘩ももめ事もないお花畑は存在しないということに、左岸の方々はいつ気がつくのだろう。