しつけ

 善光寺で罰当たりなことをしでかしたガキが、都内のあちこちで「ドローン」を飛ばそうとして逮捕された。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20150521-00000021-nnn-soci
《少年は先週、インターネット動画配信サイトで、浅草で行われた三社祭について「祭り行きますから。撮影禁止なんて書いていないからね。祭りは無礼講ですよ」などと、ドローンを飛ばすと予告し、警備を強化させるなどして、祭りの運営を妨げた疑いがもたれている。》
 逮捕理由などなんでもいい。よくないけれど、二度も三度も警察から注意を受けて、なお、言うことをきかないクソガキにはお灸をすえてやることが必要だ。
 三河善光寺信仰の篤いところなのである。阿弥陀三尊の上空をうろうろするだけでも不敬なのに、御開帳の法要の行列に「ドローン」を落とすとは、なんたる阿呆か!
《「明日、浅草で祭りがあるみたいなんで、『それは撮影禁止なんでやめてもらえますか』みたいな。先手打つじゃないけどさ(警察が)わざわざ言ってきたからね。行きますから。祭り行きますから」》
 なにに使命感を持っているのだろう。なにかを思っているんだけれど、このガキの中に「公」という感覚はない。すべて「私」で凝り固まった、わがままなお子ちゃまということ。
《警視庁の調べに対し、少年は「ドローンを飛ばすとは一言も言っていません」と話し、容疑を否認しているという。》
 15歳の無職が警視庁相手に開き直っていやあがる。警察の権威が落ちたというか。まぁこういう生意気なガキは昔からいたと思うが、こういうガキは徹底的に追い込んで己の無力さを知らしめないと、人の道を誤るだろう。
 この少年の逮捕を受けて、人権好きの朝日新聞では、「注意を顧みぬ迷惑行為への当然の措置か、法規制のない中での行き過ぎた逮捕か」などと生ぬるいことを言っている。そんなことを言っているから、わがままなガキが増殖するのである。こういう輩はおもいきり叱ってやればいい。そもそも社会をなめているのである。現実の恐ろしさを徹底的に教え込んでやることが、この子の長い人生のためにもなると思うよ。
 2008年の北京オリンピック聖火リレーの折に、毅然とした態度をとっていただいた善光寺様だけについ感情的になってしまった。でもね、「鉄は熱いうちに打て」ということもある。この少年のためにも厳しい指導が必要だと思う。

「SAPIO」6月号「大東亜論」に、最後の武士、武部小四郎が処刑に際して残した言葉があった。
「なお、家におる倅に、身を殺して国に殉ぜよ、私に営んで義を忘れては相ならん…と、しかとご伝言願いおく」
 ここにも「私」ではなく「公」が大切だという考え方がある。