「警官追尾で逃走の2人乗りバイク衝突、少女重体」
http://news.so-net.ne.jp/article/detail/824484/
50ccのバイクが2人乗り、ノーヘルメットで車道を蛇行していた。違反を3つもしている。道路交通法をなめているとしか思えない。バカバイクを発見した警察は追尾しますわなぁ。そこで白バイが追跡するわけだが、これは当然のことながら警察して当然の行為であり、なんらプロ市民に責められるものではない。
バカバイクは白バイの追跡にも停止命令にも従わず、アメリカ映画の主人公にでもなったつもりで逃走劇を始める。シュワちゃんなら、トラックの下をかい潜ったり、障害物を飛び越えたりして生還するけれど、バカなガキはワゴン車に衝突をして大怪我を負った。だから「ヘルメットを着用しなさい」と言っている。そういった約束事を守らないから同乗していた少女が重体となった。
警察はこの自爆自己に対して「適切な職務執行だったと考えている」とのコメントを出しているが、そんなことをクレーム市民に対して言い訳する必要もない。どうどうとルールを犯すものを取り締まれ。犯罪者が逃走中に死亡しようと、そんなことは犯罪者の勝手である。
「犯罪者が逃走中に事故を起こしたりするので追跡はしません」などという考え方がもっとも愚かだ。一般の市民にも事故に巻き込まれるというリスクは生じる。だが、そのリスクを引き受けてなお、犯罪者を一掃してもらって、安全・安心な社会をつくっていくことが大切だと思う。
かつて本屋で万引きした少年が、警報のなる踏み切り内に逃げ込み列車にはねられ死亡するという事件があった。これなんかも悪いのは「万引きした少年」でしょ。しかし、クレーム市民は、追いかけた書店の店主を攻撃対象として、結果、書店を廃業にまで追い込んでいる。本末転倒ではないか。
今回の「警官追尾で逃走の2人乗りバイク衝突、少女重体」についても、追跡した警察側を全面的に支持するものである。