元凶は白鵬

《「貴乃花部長では巡業参加できない」白鵬が発言》
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171130-00050076-yom-spo
 こっちにもある。
http://www.hochi.co.jp/sports/sumo/20171130-OHT1T50263.html
八角理事長による暴力再発防止の講話(28日)では席上、白鵬が力士を代表して「貴乃花巡業部長のもとで冬巡業には参加できない」と発言。新たな対立の構図が浮かび上がった。》
 九州場所11日目だったか、横綱が結びの一番でクレームを付けた。前代未聞のことだった。千秋楽の優勝インタビューでは烏滸がましい発言とともに、万歳三唱を客に求めた。こんなバカは今までの大相撲の歴史で見たことがない。
 貴ノ岩への暴行事件でも日馬富士が実行しただけで、暴力の原因をつくったのは白鵬だった。偉そうに説教をしていたのは白鵬なのだ。おまえが主犯じゃないか!
 その上、「貴乃花巡業部長のもとでは巡業に参加できない」発言にいたっては、たかが力士、それも暴行教唆の容疑者がなにを言っているのか。九州巡業を心待ちにしているファンをないがしろにしているし、貴乃花親方は弟子への暴力に対して抗議しているだけのことで、なんでおまえがそれを言えるのか。
 名古屋地検だかどっかの偉いさんだったオッサンが危機管理委員会の代表ということで、協会側を庇うような発言をしていたが、この事なかれ主義、閉鎖的体質が問われているのである。適当なことを言っているんじゃねえよ、元検。暴力事件に同席していた力士、関係者をぜんぶ並べて、公開聴取をすればよろしい。

《元小結・旭鷲山、モンゴル大統領の補佐官職を解任される…日馬富士暴行問題の発言が原因か》
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171130-00000266-sph-soci
 モンゴル力士は大相撲の力士だけという位置づけでは済まされない。母国に帰れば「英雄」なのだ。旭鷲山だって大統領補佐官だったわけで、あのバカ横綱朝青龍だって強い発言力を持つ名士である。日馬富士だって大した横綱ではなかったが、モンゴルでは「英雄」だ。今回の件が「国際問題」になるとまで懸念されている。
 そもそもそこに今回の根深い「膿」がある。たかが、とは思わないが「大相撲」である。ファンはそれほど難しいことを考えてはいない。清々しい力士が土俵に上がって、どっちが勝つかということなのである。終わればお互いに礼をもって涼やかに土俵を去る。その一連の流れを見たい。
 飲み屋で横綱の権威を嵩に説教を垂れたり、その権威をいいことに暴力を振るったり、そんなことは1ミリも見たくないし、聞きたくない。
 ワシャは今回の一連の混乱の主たる要因に「白鵬」がいると思っている。