糺すべきは糺す

 いまだにこの人の号泣会見がおもしろおかしく画面に流されているが、罪は罪としてさばくにしても、晒し者にするのはもうそろそろいいのではないか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140825-00000004-kobenext-l28
 あまり59元県議にばかりスポットを当てすぎてしまうと、光源の周囲は暗くなってよく見えなくなる。その他の兵庫県議の杜撰な会計管理もたくさんあるはずだから、そこにもメスを入れていかなければならない。
 もちろん愛知県だって兵庫県を笑ってはいられる状況ではなく、永年にわたって愛知県政を食いものにしてきた輩がいないとも限らない(笑)。政務活動費の支給方法などもふくめて、抜本的な見直しが必要である。もう性善説は無理な時代なのだ。金を事前に渡せば、議員は必ずずるいことを考える……そう思っておいたほうがいい。県政をよくしていくためならば、必要なものは必要なのである。必要なものは潤沢に支給すればいいし、不要なものは切手1枚でも不正支出は許してはならない。
「悪にきざし有らば、貴しといえども罰す」
 県議が貴いとは思わないけれど、どのような地位にあろうとも不正を黙認してはならない。そしてやり逃げを許しては禍根を残す。次の県議選で出ないからといって大目に見てはいけない。そのあたりはオンブズマンの検討を祈る。