ほぼいちゃもん

 中央日報は社説で、
http://japanese.joins.com/article/059/181059.html?servcode=100§code=110&cloc=jp|main|inside_right
 NHKの籾井会長が、「韓国だけでなく戦争地域には(慰安婦が)あったし、ドイツ・フランスなどにもあった。韓国が日本にだけ強制連行したと主張すると話が複雑だ」と話したことに対して、《日本軍の慰安所が問題になるのは、類例のない「日本式の強制性」のためだ。植民地や占領地から女性たちが動員される過程で甘言・強圧が多く日本の官憲の介入があった。慰安所の生活も強制的なものだった。》と強弁している。どういった家庭の事情で売られていったのかはわからないが、娼婦になった貧しい家庭の娘と朝鮮女衒がいただけのこと。それは同様に本土にも言えることで、娼婦になった日本人女性と日本人女衒が存在した。《類例のない「日本式の強制性」》ってなんだ。どうも支那中国や南北朝鮮の発言は言葉のみが強いというか先走るというか……。
《1993年8月の河野洋平官房長官の談話はこれを明確にした。》と主張しているが、そもそも河野談話は、バカな政治家が韓国政府の罠にはめられた結果でしかない。それが事実と違っていれば、否定することも公共放送としては当然のことといえるだろう。
「ドイツの公共放送会長がナチスユダヤ人虐殺の責任を回避したら、会長職にとどまれるだろうか」と突然、話は明後日のほうにいってしまうが、どの戦争にもあった若い兵士たちの性欲の処理といった問題は、ユダヤ人虐殺とは根本的に違う問題であり、そのことを強引につなげようとするのには無理がある。
 いろいろな文献を読み込んでも、韓国が言いつのる慰安婦問題について日本には非はなかった。そのことはもう間違いのない事実で、日本の識者と韓国の識者が集って議論をしても、軍配は簡単に日本側に上がる。
 それよりもである。韓国は己が国の軍隊がしでかした非道に頬っかぶりしてはいけない。韓国軍がベトナム戦争のおりに生み出した「ライダイハン」についてどう説明するのか。自国の軍隊が他国の女性を蹂躙するのは隠蔽し、朝鮮女衒が金儲けのために日本軍の許可を得て売春宿を営業していたことは、ユダヤ人虐殺と並べ立てて言いつのる。主張がご都合主義で、客観的ではない。こういった社説に疑問をいだく明敏な識者は彼の国にいないのだろうか。