大陸からのたわ言

 ううむ、年を重ねるにつれて、寝つきが悪くなっている。若いころは布団に入ればコトンと寝てしまったものじゃ。それが、最近は寝床に入っても、まったく眠くならない。
 まだ休みがあるので、夕べ、ちょいと実験をしてみた。眠くならなければ、無理して寝ようとするのではなく、本を読みまくってやれ。ということで、いろいろな本を寝室に持ち込んで眠くなるまで読み続けた。
 結局、朝まで睡魔はおそってこなかった。眠気防止のガムなんか噛むこともなしに、めちゃめちゃ意識は冴えきっている。午前5時ごろに居間に降りてきて、少し酒を飲んだ。これが効いた。2時間くらいうとうとしたかなぁ。今日から庭師が入るので、その打ち合わせもしなければいけないので、8時には通常どおりに動きはじめた。しかし、日が出るまでは冴えていたはずの意識は、やっぱり寝不足なのでどことなくボンヤリしているのだった。
 でもね、新年早々本はたっぷり読めましたぞ(泣)。

 コラムニストの勝谷誠彦さんの有料メルマガ(1月3日分)で以下のニュースを知らされた。
<中国、「強烈な抗議」表明/新藤総務相靖国参拝
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201401/2014010200158&g=pol
<華副局長は新藤氏の参拝について「世界反ファシスト戦争の結果と戦後の国際秩序に挑戦する日本の危険な動向を再び明らかにした」と指摘。「中国国民と他のアジア国家の国民は、日本が歴史を後戻りさせることを決して許さない」と述べ、日本が歴史を反省して、態度を改めるよう求めた。新たな対抗措置の有無などには触れていない。>
 新藤総務大臣靖国参拝支那中国の外務省副報道局長がいちゃもんをつけてきたわけだ。勝谷さんも華副局長の言う「世界反ファシスト戦争」に強烈な疑義を呈しておられるが、ワシャも強い違和感を持った。そもそも支那中国がそれを言うな、という話である。
 ファシズムって皆さんご存知ですよね。広辞苑を引けば《全体主義的あるいは権威主義的で、議会政治の否認、一党独裁、市民的・政治的自由の極度の抑圧、対外的には侵略政策をとることを特色として、合理的な思想体系を持たず、もっぱら感情に訴えて国粋的思想を宣伝する》ということで、これって見事に今の支那中国に一致するのである。
 全体主義国家というものは「一国一党制」をとっている。まさに支那中国共産党一党独裁である。権威主義とは、一言でいえば非民主主義体制のことであり、国家権力が集中する「全国人民代表大会」の代表(議員)が公選でないことからも裏付けられる。
 それに市民運動家が次から次へと投獄されたり、ノーベル平和賞劉暁波さんが未だに解放されない現実をみれば、日本が危険なのか、支那中国が危険なのか、簡単な話でしょ。
 極め付きは、チベットウイグルなどへの弾圧である。スプラトリー島や尖閣諸島への侵略である。支那中国がいう「世界反ファシスト戦争」以降に、その国家の領土を軍事力で拡大したのは、まさにそれを言っているエセ共産主義国家しかないのだ。
 第二次世界大戦を連合国側で戦ったスターリンソビエトは間違いなく全体主義国家であった。ソ連が赤いファシズム国家であったことは論を俟たない。そして第二次世界大戦後に、シナ大陸で産声を挙げた中国共産党ソビエトの双子の弟であった。
 今、彼の体制は、先の大戦で欧米列強に敗れた日本を貶めることで、国粋的思想を拡大しようとしている。このように左寄りの広辞苑の定義ですら、どんぴしゃである。
 残念ながら中国共産党が、他国に対して「ファシズムだ」と指弾することは、すなわち天に唾すること以外の何物でもない。とくに日本は、社民党田嶋陽子がむちゃくちゃなことを喚いても逮捕されない風通しのいい国である。そもそも民主主義国家で、自由主義国家なのだ。おのれの体制を棚に上げてたわ言を言っているんじゃない。
 以上のことからも、日本人は毅然とした態度で、彼のファシズム国家と対峙するべきである。

※睡眠・不眠