ワシャは噺家か

 昨日、ちょいと重めの会議があった。そこでワシャは今年度上半期の事業報告をしたのだが、割合にうまくいった。プレゼンの時間は1時間程度だったが、アドリブのきかないワシャとしてはきちんとシナリオを作成して、もちろんギャグの部分も事前に用意しておいた。
 プラネタリウムに関わるところで、パワーポイントには事業のポスターのみが映し出され現場の写真が挿入されていなかった。それを百も承知で「おい、なんでパワポに現場写真がないんだ」と、パワポを準備した部下を厳しく糾弾する。それに対して、部下はシレッとこう答えた。
プラネタリウムですから会場内が真っ暗で写真はとれません」
 会議に参加しているお偉方は「ドッ」と沸いた。
 こんなギャグが何箇所か埋め込んであって、それがことごとくヒットした。これは説明者としてまことにうれしい。
 会議が終わって、参加者の一人がワシャを呼び止めて、わざわざ「今日のプレゼンはよかったよ」と言ってくれた。ワシャは、褒められて成長するタイプなので、ありがたい言葉だった。