落語会

 夕べ、地元で落語会。出演は瀧川鯉昇古今亭菊之丞など。
 鯉昇は「千早振る」モンゴルバージョンで大爆笑を取る。なにしろ力士の竜田川がモンゴル力士で、千早に振られて故郷のモンゴルに帰って豆腐屋をするというのだから、もう噺はとんでもない方向に走っていく。千早もウランバートルの富豪に身請けされるのだが、これがリーマンショックで破産してしまいラクダに乗って路頭に迷ってしまう……ってむちゃくちゃでしょ。
 菊之丞は、人情噺の「めくら景清」、木彫師の定次郎がにわかにめくらになり、信心をして観音様に眼を開いてもらうという話。
 菊之丞、41歳である。落語家ではまだ若手と言っていい。でもね、とても色気のある噺家で、この人が演じる女を見たかったのだが、「めくら景清」には、これぞという女は出てこない。残念。この人の演る「紙入れ」の年増の女房などぞくぞくするほどいい女だ。
 落語の後は、友だちと駅前で一杯やりましたぞ。あ〜楽しかった。