西郷隆盛

 昨日、「八重の桜」のことを書いて、西南戦争について触れた。今日、9月24日が西南戦争終結の日。この日、西郷隆盛が城山で自決した。切腹はしていない。皮下脂肪が厚かったことと、西郷が痛みに弱かったということもあって、腹心の別府晋介に首を打たせたのである。
「晋どん、もうこの辺でよか」
 というセリフは有名。でも、吉川晃司が西郷だと、皮下脂肪が厚くて……というのはとたんに嘘くさくなる。
 NHK大河の『翔ぶが如く』では、西田敏行が西郷を演じた。せめて西田くらい太っていないと、ねぇ。
 
 ワシャが子供の頃、まだまだお手玉をする女子が多くいた。彼女たちは「ねえさんねえさん どこ行くの 私は九州 鹿児島の 西郷隆盛 娘です……」と数え歌を口ずさみながらお手玉をやっていたものだ。
西郷隆盛ってだれ?」
 と、訊ねても誰も知らなかった。数え歌では、この後、娘が西郷隆盛の墓参りに行くので、西郷さんは死んでいるんだ、ということはわかった。しかし太った人だったかどうかは、中学生のときに上京するまで知らなかった。