雑誌を買うのが恥ずかしい

 日曜日の朝刊に『週刊ポスト』9.20/9.27の広告が載った。並ぶ記事タイトルに「宮崎駿司馬遼太郎」を見つけたので、これは買わなければと、市境にある大きな書店に出かけた。でもね、雑誌コーナーになかったんですよ。でね、もう一軒、スーパーの中に入っている書店に立ち寄ったのだが、やはりそこにもなかった。
 結果として昨日、仕事帰りにいつもの本屋によって手に入れましたがな。地方は1日遅いのかなぁ……。
 それにしても、最近の『週刊ポスト』は買いづらい。表紙にでかでかと「週刊誌史上初の試み おっぱい400個」、「性生活報告 生の手ほどき 一夜の過ち」、「噂の秋葉原SEXデパート」などの太い字が並んでいる。いつもの本屋さんは奥さんとか娘さんとか、女性スタッフで回しているお店なので、ワシャ、この手の本をレジに置くのが恥ずかしい。
 この前、呉智英さんの「『はだしのゲン』貶めるバカ、崇めるバカ」が載った号も、表紙にデカデカと「死ぬほどSEX」の文字が躍っている。こういった雑誌を平然と買えるほどワシャは枯れていないし、クソ度胸もない。
 もう少し控えめな表紙がいいなぁ。

 本屋でおもしろい本を見つけた。西尾幹二『GHQ焚書図書開封7』(徳間書店)である。360ページほどの単行本なのだが、買って帰って2時間ほどで読み終えた。それほど吸引力のある内容だった。長野朗(あきら)という軍人・シノロジストの書き残した文献を西尾さんが分析している。
 70年も前に、現在の日本と支那中国の関係を見抜き、支那中国の本質を言い当てて見事だ。ちょいとこのシリーズを読んでみることにする。