「風立ちぬ」にも出てきましたぞ

 中国共産党が、またぞろ喧伝を始めている。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75306
《中国国防部(国防省)報道局は7日、環球時報の取材に「われわれは日本側のたゆまぬ軍備拡大を注視している。日本側の動向にアジア諸国と国際社会は強く警戒すべきだ。日本側は歴史を鑑として、専守防衛を堅持し、平和的発展の道を歩むとの約束を守るべきだ」と表明した。》
 ここにきてなぜ日本がヘリ搭載型の護衛艦を建造しているか。中国共産党は胸に手を当てて考えたほうがいい。その因はひとえに海洋侵略をすすめる中共にある。おそらく中共東シナ海にその触手を伸ばしてこなければ、海上自衛隊の予算は減じつづけていただろう。ところが現状は、遅ればせの帝国主義で、東シナ海においても南シナ海においても、他国の権益を侵しつづけている。これではいくらおとなしい日本人と言えども「新護衛艦建造やむなし」という判断を下さざるをえない。
「日本側の動向にアジア諸国と国際社会は強く警戒すべきだ」
 と中共は言うが、支那中国と朝鮮半島以外のアジア諸国は、中共の暴走を止めるためにも日本の台頭をむしろ歓迎している。そんなことすら見えていないのだろうか。いやいや見ていないのだ。今こそ海洋アジア諸国、インドなどと結び超肥満独裁国家とその仲間たちを抑えこんでいかなければ、アジアどころか地球そのものに禍根を残すことになるだろう。
《日本政府が軍国主義を象徴する旭日旗への「間違った評価を正し」、国旗の日の丸と同様、日本の象徴として、国際的な場で使用できるようにする見解を作成中であることを報じた。この報道に韓国メディアは激怒》
 なにを言っていやあがる。日本にはガタガタ言うくせしやぁがって、親分国の支那中国にはなにも言わない。チベットウイグル内モンゴルに対して軍・警察を侵入・進駐させすりつぶすようにして少数民族弾圧をしていることをしっかりと見据えてモノを言え。結局、自分たちのことしか念頭にないんだな。
 何度でも繰り返すが、ハーケンクロイツ旭日旗(現在は自衛艦旗)はまったく別種のものである。ハーケンクロイツナチス党の旗であり、類似性から言えば、中国共産党の「五星紅旗」に近い。
 第二次世界大戦で、ドイツ軍が使用した「鉄十字」がある。歴史的にもまさにドイツ軍の象徴のようなものである。これをヒトラーも盛んに使用した。ヒトラーの胸にも、あの悪名高いゲシュタポの胸にも輝いていた。
 その「鉄十字」は現在でもドイツの正式な勲章として認められており、この使用に関して、ドイツ軍に蹂躙された周辺国から「いちゃもん」をつけられたという話は寡聞にして知らない。
 ヨーロッパ各国は、ナチス党・鍵十字とドイツ軍・鉄十字は違うものとして認識しているのだ。それが大人の国家の対応というものだろう。
 日本人の誇りのためにも、日本人は旭日旗への見当違いの批判と断固対決しなければならない。なにしろ旭日旗は日本人に元気を与えてくれる旗なのだから。

 宮崎駿の『風立ちぬ』である。その中に空母が海を征く場面がある。そこに一瞬だが旭日旗がはためいていた。これを理由として、ぜひ韓国はこの映画の上映を中止してもらいたい。はたしてそれだけのために若者たちが宮崎映画を忌避するだろうか。そんな些末なことなど補って有り余るほどの名作を、韓国の若者は観ないだろうか。旭日旗だ、慰安婦だ、と捏造した過去に拘泥して一歩も前に進めない大人たちを笑っているに違いない。