日本人の矜持

 はたして日本人は、ここまで隣人から貶め続けられなければならないのだろうか。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130731/amr13073110110001-n1.htm
 いわゆる「従軍慰安婦」というものは、一人の詐話師と、一人の左巻きの教授と、反日の新聞社が捏造した嘘である。このことは学術的にも検証され、事実としてなかったことが立証されている。それなのに、ごく少数の嘘つきのために、なんの関係もない多くの日本人が辱められ続けている。

 己の被害妄想の産物を、それも日本人を侮辱する類のブロンズ像を、あちこちに作り続けるそのエネルギーはどこから来るのか。もちろん一部の危地害どもの所産であることは解っていても、仏の顔も三度である。少し手厳しく対処しないと、彼の国とは仲良くすることは難しい。なんでもかんでも「韓国が被害者、日本は加害者」なわけないでしょ、ということを知らしめなければ……。

 ここに、1983年に発刊された問題の詐話本、吉田清治『私の戦争犯罪朝鮮人強制連行』(三一書房)がある。この本が出るまで、韓国で声すら挙がらなかったいわゆる「従軍慰安婦問題」は一気に脚光を浴びることとなる。
 これに中央大学の吉見義明教授が飛びついて、火のないところに煙があがり、その後、朝日新聞などが油を注いで、現在の体たらくに至っている。
 
 吉田清治のことである。彼の書いた『私の戦争犯罪朝鮮人強制連行』なのだが、この本が出てきた時、そのショッキングな内容に世間は驚愕したものである。この本こそ現在の問題の原点と言っていい。この本に突き動かされて、反日サヨクの大騒ぎが拡大していく。
 でもね、吉田清治の話はすべてフィクションだったのが後日明らかになっている。『私の戦争犯罪朝鮮人強制連行』の内容が丸ごと嘘だったのだ。これに踊らされたのが、今は亡き社会党。ついこの間の参議院議員選挙までは辛うじて民主党の中で生き残っていた岡崎トミ子のような連中も自発的に踊りの輪に加わった。でも、全部ウソだったってことが後に解かる。
 ワシャは吉見教授の本などいろいろ読んだけれど、やはり「従軍慰安婦」を軍が「強制連行」したことを示す資料は「皆無」であり、「強制連行」はなかったというのが真実だと思う。
 まぁ、ワシャなんかは関連本を何冊か読んだだけのずぶの素人なので、これ以上は語らない。真実の検証については専門家の研究に委ねるべきであり、嘘、誤認、曲解、捏造の積み重ねで他者を傷つけてはならないと思っている。
 真摯に事実を積み重ねた先に、ブロンズ像の設置があるならまだしも、感情論の果ての他国を侮辱するためだけの設えならば、もっと冷静になった方がいい。冒頭のニュースは、日本にも韓国にも悲しいニュースだと思う。

 岡崎トミ子に代表される反日サヨクのことなどはどうでもいい。
 日本を大好きな我々が日本人としての矜持をしっかり持っていれば、どんな侮辱に対しても凛として反論していけばいい。その対応を健全な国々は注視している。