桜の季節に

 あの忌まわしい事件から22年も経つのか……。狂気の集団によるテロ事件。当時の首相がボンクラというか、頭の中がお花畑だったので、国際テロともつながる重大な犯罪を単なる刑事事件として扱ってしまった。さかのぼること2カ月、神戸を襲った大地震にも「緊急災害対策本部」を設置しなかった。自衛隊を動かさず穏便に(政治的にという意味で)済ませようということに陥った。これも社会党というお花畑政党から首相を選んでしまったという、政治的イカサマのせいである。
 今、思い起こしてもあの時代の日本は本当に底だったんだなぁ。この二つの大事件に続き、翌年の平成8年には悪名高き「従軍慰安婦」が中学校のすべての教科書に載ったんですぞ。この時代、朝日新聞産経新聞では「慰安婦問題」について主張が真っ向から対立していた。漫画家の小林よしのり氏も「新ゴーマニズム宣言」で疑問を呈していた。それに、日本を愛する人、健全なリアリズムを持っている多くの人たちは、疑念を抱いていた。国論が真っ向から対立しているにも関わらず、社会党、村山首相は「従軍慰安婦」を既成事実として歴史の教科書に載せてしまった。済州島で「慰安婦狩り」をしたとするデマを実しやかに垂れ流していた詐話師の吉田清治は、後年にそれがファンタジーだったことを認めているし、「従軍慰安婦」を拡散した当の朝日新聞が「あれは間違いだった」と社長までもが辞任する騒ぎになったのはついこの間の話である。
 繰り返すが、村山富一社会党委員長が総理大臣になった平成6年から平成8年というのが日本のどん底時代だった。あれから20年、途中で鳩菅という社会党の亡霊のようなお花畑が現われたが、それもなんとかしのいでここまで来た。占領下でGHQの洗脳教育に曝された世代から次の世代への交代が進んでいる。GHQ洗脳世代の社会的影響力が低下してきたと言ってもいい。ここで踏ん張らないと日本はポルトガルになる。かつて栄華を極めた小さな国が極東にありましたとさ……になってしまう。そうしてはいけない。我々の子供たちが誇りをもって時代を創っていくためにものために。将来の日本人のために、坂の上の雲を目指して歩き続けよう。
 地下鉄サリン事件から話がでかくなってしまった。

 そうそう、昨日ね、七宝のお店で桜のピンバッチを見つけたのだった。さっそく買ったのであ〜る。