越後屋、おぬしも……

 ソフトバンクに周波数割り当てがされなかったというニュース。
http://japan.cnet.com/news/business/35035325/
 天下りを受け入れているKDDIグループには追加割り当てが決まったんだとさ。
 これは裁量行政の最たるもの、官僚がちょいちょいと鉛筆をなめれば、周波数割り当てなどどうにでもなる。孫さんが懸念しているとおり、天下りを受け入れないという毅然たる社風が仇になった、とはっきり言い切れる。

 西三河でも総務省管轄でおかしなことがあった。沿岸部の津波被害を心配したある自治体がコミュニティFMの導入を考えたときのことである。そこでコミュニティFM裁量権を持っている総務省出先機関に相談したが、電波の周波数に空きがないので「導入ならず」の即答だったらしい。実際にそのとおりなのかもしれないが、それにしても災害対策であり、多くの住民の命に関わることである。もう少し考えてくれてもよさそうだが、こう言った時、とくに上級官庁になればなるほど、下々のものに対しては杓子定規だ。
 他にもできない理由をこねていたようだが、代わり映えのしねえ連中だと思ったものだわさ。
 30年ほど前ならば、出先のキャリアくずれなど接待攻勢で簡単に籠絡もできたものだが、昨今の状況では市町村がそんなことをやろうものなら大変な騒ぎになる。そういったことを相変わらず堂々とやっているのは、天下りを受け入れている大企業んばかりなりけり。
 孫さん、がんばれー。