新美南吉生誕百年

 忘れていた。今日はこれも書いておかなくっちゃ。
先日、童話作家新美南吉について触れたでしょ。
http://d.hatena.ne.jp/warusyawa/20130725
 今日はその南吉の100回目の誕生日であり、生誕地の愛知県半田市と、南吉が青春を過ごした町の安城市が、競っていろいろなイベントを打っている。どうやら相乗効果で盛り上がっているようですぞ。
 ただ、半田市のほうは、新美南吉記念館というアカデミックなポジションが担当しているので、イベントそれぞれが上品に出来上がっている。それに比べ、安城市は、南吉が教師として5年間を過ごしたというファクトがあるだけである。あるというのはおこがましいかもしれない。南吉が下宿をしていた農家の門長屋を含め、形態として残っているものは数えるほどだ。
 だが持たざるものは強し。何もないのだから何でもやってしまえ、やったもの勝ちである、そんな臭いが安城市にはある。おそらくここ一年のマスコミへの南吉の露出回数は圧倒的に安城市が多い。南吉体操、南吉音頭、南吉弁当、南吉カフェ、南吉メモリアルDays、南吉ウォールペイント、南吉絵本大賞、南吉特別展、南吉の足跡、南吉ピアノ、南吉朗読会、南吉の教え子たち、南吉パンフ、南吉を偲ぶ会、南吉スタンプラリー、南吉ラッピングバス、南吉マンガ、南吉の石碑、南吉散歩、南吉モニュメント、南吉館、南吉ストリート、南吉給食、南吉コンサート、南吉グルメ、南吉ウルトラクイズ、南吉朗読会、南吉切手、南吉ポストカード……ええい、ありすぎて書ききれんわい!
 安城市、とにかく手当たりしだいにやりまくっている感が強い。南吉グルメ一つとっても、ここ2ヶ月くらいで、南吉どら焼き、ごんぎつねランチ、チキンライスきつねバージョン、南吉ミニ弁当、南吉カステラ、ごんぎつねうどん、南吉のすき焼き、ごんコロッケと多彩に増えた。
 因みに昨日のランチは、料理屋のつくる「南吉のすき焼き」を食べましたぞ。豚のモモ肉、太目のうどん、ネギに白菜、ミズナにシイタケ、生卵とお新香、つくねとお麩のお吸い物、これに三河産のコシヒカリのご飯がついてワンコイン500円でっせ。
 これが知っている人は知っている、知らない人は知らないって当たり前なんですけど、吉永小百合(自称)の店だから、味もばっちりなんですね。
 話が逸れたが、要するに上品な半田市とコテコテの安城市新美南吉で盛り上がっているという報告でした。