喜怒を慎めない女

 週刊誌はすぐに溜まってしまうので、気になる記事をちぎってはストックすることにしている。
 7月分の週刊紙を整理していて「週刊新潮」にとある精神科医が、沢尻エリカについて「演技性パーソナリティ障害の可能性がある」と分析している記事を見つけた。演技性パーソナリティ障害?なんやねんそれは、ということなのだが、週刊新潮から適当に引く。
 人を引き付けるのが上手く、平気で嘘をつく。一見強そうだが、傷つきやすく、努力するとか、責任をもって仕事をするということが苦手で、持久力がない。ちやほやされると瞬間的に昇ってしまう。だから「透明人間になりたい」なんて口にしてみたりする。自分が中心でないと気が済まないから、人の気を引く発言をしたり、無視されると爆発したりする。
 そのまんま沢尻エリカですな。
 というか、巷にはこのタイプのわがままな人間というのは五万といる。自分のことを好きで仕方がなく、根拠のない自信を過剰にもっている輩に多いタイプと言えそうだ。
 ただ、ある年齢を過ぎて容色が衰え、引きつける力を失いと、このタイプは孤独になってしまうという。
 ワシャは人相を観るものである。
 すでに沢尻エリカ法令線がくっきりと出るようになった。法令がはっきりしている人は、仕事に恵まれ社会的に大いに活躍する。収入も多くなると言われているので、人相学的に言えば吉相と言っていい。でも、確実に加齢を感じる皺ではある。顎の横にも気になる皺が刻まれている。目じりと、とくに目の下の皺も気になるところだ。歯肉も少し後退しているのではないか。だから歯が長く見える。
 全体的に、同年の上野樹里北川景子石原さとみなどと比べても年かさの印象がある。30代といっても通りそうだ。
 そしてなによりも目がいけない。26歳の眉目秀麗を売りにしている女優である。笑顔が決まらずして、何を売るつもりなのだろう。残念ながら口が笑っても、目が笑っていない。気分屋で癇癪持ちの目である。目で美しい笑顔をつくる、そこから始めよう。その上で知性を目に宿らせること、これができなければ女優として大成しないだろう。