笑顔も時と場合

 ウラジオストックで開催されるAPEC首脳会議の席上で、野田総理と韓国の首領が笑顔で握手をした。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20120908-00000044-ann-pol
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120908-00000104-jij-pol
 野田首相、この人はホントに政治的センスのない人物だと思う。カメラが狙っている状況でこの満面の笑みを見せてはいけない。
 かつて小泉純一郎さんが、平壌へ飛んだ時、北朝鮮の首領と握手をする場面があった。小泉さんは握手を交わす際も、まったく表情を緩めず毅然とした態度で終始した。当然、テレビカメラの向こう側で見守っている日本国民を意識してのことである。そのくらいの見せ方ができずして一国を代表する総理大臣が務まるか。
 李明博の発言を思い出してほしい。
天皇も韓国を訪問したければ独立運動で亡くなった方々を訪ね、心から謝るのがいい。何カ月も悩んで『痛惜の念』なんて、こんな単語一つを持って来るのなら、来る必要はない」
 陛下への非礼は日本国民への侮辱である。そのことに抗議もせず、たまたま通りかかったので破顔をして思わず握手してしまいました。そんな言い訳がとおると思っているところが、この人の駄目なところである。
 プーチン大統領との会談は30分あったという。通訳をはさんで行われるから実質15分、その中にどうでもいい柔道談義が入っている。まともな話がはたしてどれほどできたのだろう。
 支那の皇帝、韓国の首領とは抱き合って歓談をしたという。しかし、野田総理とは会う予定もないのだそうり。まったく相手にされていない総理大臣ってどうよ、という話である。