困った連中

 どうしようもないな。「政治をオリンピックに持ち込まない」というのは原理原則である。そしてサッカーの何という選手かは知らないが、韓国人の彼は「独島はわれわれの領土」と書かれた紙を持ってピッチを走り回った。これはオリンピック精神に反するという見解だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120812-00000017-cnippou-kr
 絶対に自分の非を認めない連中はこんなことを言い出した。
旭日旗は第2次世界大戦時の日本の国家主義とナチズムを象徴する」
 自分たちの立場を守るために、必ず相手を貶めにかかる。そもそも、旭日旗はナチズムの象徴ではないし、ナチス党の象徴である「ハーケンクロイツ」と軍旗である旭日旗とはまったくその性格を異にする。
 そしてここが重要なのだが、日本選手が旭日旗を持って走り回ってはいない。「会場にあったじゃないか」と、連中は論点をすり替えようとするが、問題は、選手が政治的スローガンを掲げて走ったことなのである。残念ながら、この韓国選手のやったことは、規模こそ違え、五輪をプロパガンダに利用したヒトラーと同根なのだということを知らなければならない。
 
 髭の隊長こと、参議院議員佐藤正久さんが『守るべき人がいる』(ワニブックス)を上梓した。その中でこんなことを言っている。
「日本人は領土に対する意識が低い。領土と主権を守るためには、自分たちの生活をある程度は犠牲にせざるをえない。残念ながら、今の日本では侵略国の攻撃に対応しきれない。政権も政権だし、何よりも国民の領土意識が低い」
 そしてもう一つ付け加えるならば、政治意識が低いということだろう。

 戦後、ずっと「話し合えば理解しあえる」と言い続けてきた連中がいる。いわゆる田嶋陽子に代表される人権バカどもだ。人類の永い歴史の中で、田嶋の言う「話し合い」で紛争が解決されたことなどない。武力、経済力を持って、その上で強かな交渉力を身につけた政治家、外交官をもって交渉にあたる。そんなことは当たり前だ。なぜ、維新以降、明治政府が「富国強兵」を進めたか。もちろん日本を守るための外交交渉力をつけるためである。
 そんなことも判らない国民が、もしかしたら最も困った連中なのか……。