落語会に行けなかった

 ふえ〜ん(泣)、夕べ、地元で落語会があった。
 瀧川鯉昇立川談笑柳家小福などがやってきていた。しかし、ワシャは公的な飲み会があって行けなかった。残念。
 でもね、友だちが聴きにいって、その感想をメールで送ってくれた。感謝。

 やっぱり名人鯉昇がよかったとのこと。友だちが噺の要点を書いてくれたので、鯉昇の噺が「粗忽(そこつ)の釘」であることが分かった。ああ、鯉昇の粗忽噺が聴きたかったなぁ。

 談笑の噺は、「三人息子」らしい。元々、師匠の談志が得意だった噺だ。しかし、談笑、この古典を現代風にアレンジし過ぎ、どうやら外してしまったようだ。
 談笑は、落語を「同時代人にアピールする先鋭的、攻撃的な芸能」と位置づけている。このため古典落語の時代設定を現代に移し変えるなどの大幅な改作にチャレンジしていることはつとに有名である。そこが談笑の魅力でもあるのだが、133回を数える地方落語会の古手のメンバーにはやや受けなかったみたいだ。
 小蝠の噺は「棒鱈(ぼうだら)」ですね。江戸っ子が田舎侍をバカにしてついには喧嘩になってしまうという噺。
 鯉昇の弟子の鯉津が「寿限無」で前座をつとめる。一所懸命に演じていたそうな。

 そして友だちが一番驚いていたのが、ギタレレ漫談のぴろきだった。「予想以上の面白さで、会場は大爆笑だった」そうだ。ぴろきはテレビで見ても、うだつの上がらないどちらかと言えば地味な芸人である。それが落語会になると変身する。水を得た魚ではないが、高座に上がれば爆笑王になる。これがライブの醍醐味と言っていい。